100均の糊付きの発泡スチレンボード(5mm厚)で革絞りの型を作るやり方をネットで見つけたので、真似てやってみることに…。(初チャレンジ)
今回はお試しということで、一本差しのペンホルダーを作ってみます。
革絞りの型って木板で作るのが一般的ですが、スチレンボードはカッターで簡単に切れるし、値段も安く、これで上手く出来るならいいですね。
まずはいつものとおり型紙を描いて切り抜くところから…。A4サイズ1枚で右半分が発泡スチレンボード用、左半分が革用の型紙です。

発泡スチレンボードは、発泡スチレンの素地に糊付けだけしたタイプと、表面にケント紙を上張りしたタイプがあります。今回は濡れた革を挟むので、ケント紙のない素地のみのタイプを使います。A4サイズが110円(税込)でした。

スチレンボードに型紙を写したところ。普通の油性ボールペンがやりやすいです。

凹型・凸型を作ります。

※以下、途中経過の写真を取り損ねたので説明だけになりますが、正味の加工時間は10分そこそこです。加工の手軽さも「糊付きスチレンボード」ならでわですね。
ペンを入れる膨らみ部分は、1つ写して切り抜いたものをボードの余白に貼ってさらに切り抜き、2枚重ね(厚さ1cm)にします。400番くらいの木工用研磨紙で角と先端を削って、新幹線の先頭車両のような形に仕上げます。削り加減はテキトーですが、ペンを入れる側の角は綺麗に残します。これを同じスチレンボードの台座に貼り付ければ凸型が完成。(台座の糊面は保護シートを付けたまま使います)
凹型は、凸型より周囲を2mmほど広げた大きさでくりぬきます。
先端の丸い部分はカッターナイフでは切りづらいので、電熱線式のスチロールカッターを使ってくりぬきます。糊面のシートがついてるとスチロールカッターが切れないので、シートを剥がしてくりぬいた後、糊面に型紙を貼り付けて粘着しないようにします。あとは、内側の形を研磨紙とミニルーターで整えて仕上げます。先端の丸いところは丸棒に研磨紙を巻くか、ルーター仕上げが良いでしょう。
余談ながら…今回使ったスチロールカッターはAC電源タイプ。納屋を整理していて見つけた年代物で恐らく20年以上前に母が買ったものです。当時、東急ハンズ価格で5100円…いまなら電池式が100円ショップでも売ってますね。(隔世の感)

型が完成したら、革を十分濡らします。
今回は少し前に甥っ子に作ったペンケースの残りの1mm厚オイルレザーの残りを使いました。

これを凸型に被せて、指で軽くなじませてから、

凹型で押し込んで型を付け、メガネクリップで固定。

発泡スチレン板なんて…と思ってましたが、意外にイケました。
耐久性はなさそうなので、量産には向かないと思いますけどね。
ということで、今日はここまで。
【参考】レザークラフトの木型絞り 簡単な木型の作り方
https://leather-craft.work/tool/wooden-diaphragm/
posted by sabimaster at 21:00|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
レザークラフト